mdkロンドン生活

ロンドン生活、赤子との暮らし、日々のよしなしごとなど。

「イギリスでも男女の賃金格差は今の新卒が定年を迎えても無くならない」にどう向き合うか

昨年、BBCにおいて男女の賃金格差に抗議する形で女性編集長が辞任したニュース、火元であるBBC自体でも報道され結構いまだ話題となっている。

ジェンダー問題が好きな私としては是非議論したいと、英語の授業に記事を持ち込みたい旨申し出て採用された。


私自身は産休中に赴任帯同で退職しており子持ちで働いた経験がないこともあり、ジェンダーペイギャップを肌で感じたことは特段ないのだが、クラスメイト及び先生は全員感じたことがあると話していた。

そして自国でリモートで新聞記者をしているハンガリー人のクラスメイトが私の持ち込み記事に合わせ持ってきてくれた記事が以下である。

UK gender pay gap narrows to lowest for 20 years – but is still 9.1% | Society | The Guardian

男女の賃金格差は過去20年で最低となっているが依然存在し、しかも解消に数十年以上を要するというもの。

そしてこの賃金格差に加えイギリスのインフレというコンボ。賃金が伸びない上にインフレ、しかもBrexit以降のポンド下落でなんならリーマンショックより経済的打撃はデカいらしい。

いやホントにマジでなんでも高い。1ポンド100円計算で自分をごまかさないと何も買えない。(現在1ポンド153円)

うちの近所で軽くカフェすると、日本ならマンダリンオリエンタルのラウンジでお茶できるぐらいのお値段。

あと保育園も激高い。うちの息子が2歳半になったもんで2歳半から入れるナーサリーに入れたのだが、週3(1日4時間弱)で今タームの支払いが1300ポンドですよ。約20万。1月からイースターまでだけの期間でこれですよ。毎日フルタイムで預けたら確実に赤字だし怖すぎて震える。子の休みも日本より多いし。


上記様々を鑑み計算すると、掲題の通り新卒の女性社員が定年を迎えるまでの時間では解決できないらしい。ショック!!

ちなみに聞きたくないとは思いますがこの男女賃金格差、OECD主要23ヵ国のうち日本は下から2番目です。



さてここで私はポジティブに諦めたのであります。
もう無理だわこれは。
この生きてるうちにどうしたって解決しない問いを嘆くより、何か場所を問わずどこでもできる仕事と早く巡り合わなくては!!
と思ったのであります。何しよう?困った。

ちなみに夫にこのトピックについて血気盛んに話したら、「企業としての女性登用アピで、女性だからという理由で管理職に祭り上げられる人まあまあいる問題」で返された。

それは、、、そうなんだよなぁ。。。

Best pancakes ever!!!

日本一時帰国でUKかぶれが感じた違和感

日本一時帰国!!


十分想定の範囲内ではあったが大増量で帰宅。
ヨーロッパ内のもはやLCCと化したローコストサービスなBAばっかり乗っていた為、
日系航空会社の素晴らしさに拍手喝采しながらスカイタイム(キウイ復活嬉しい)を堪能。


アンパンマンミュージアム凄すぎ!

さてこちらの生活に慣れ、日本でほとんど社会と関わる状態での子育てを経験してない為改めて驚いたこと。
息子と公共交通機関を利用していて一度も席を譲られなかったことである。

いや、
「日本こどもに席譲れ(キリッ 古)」
と声高にアジテートするつもりは毛頭ないが、
如何せん譲られ率100%に慣れ切っていた為普通に皆無視なことにカルチャーショック。

しかし、子をなす前に私が日本で子連れに席を譲っていたかというと恐らく一度もしていないのではないかと思う。

イスラエル出身のママ友に、「子供は兵士として国の宝だから老人よりも優先され真っ先に席を譲られる」と聞いた時は驚いたが、もうちょい日本も子や母に優しくてもいいと思う。

そしてベビーカー+抱っこ紐でこども2人を連れた方に「持ちますよ!」的な感じでフランクに近づいたら怯えさせてしまった等。
息子を置いて一人外出中だったこともあり、いきなり見知らぬ女が近づいてきて怖い思いをさせてしまったと反省。

やれと言われたら出来る、遵守する私たち日本人、もう
「お年寄り、妊婦さんに席を譲りましょう」
というコンセンサスに加え、
「小さな子やベビーカー持ちの父母には席を譲ったり荷物のアシストをしましょう」
と道徳(もうないのかな?)でちゃんと教えた方がいいと思う。若者の着席率高すぎ!まぁ私も我先に座ってたが。自戒も込めて。


それ以外はもうI LOVE JAPAN爆発。
老け具合の加速がハンパない為SK‐Ⅱ鬼買い。ピテラの力に胸ときめかせ化粧水開けたらなんかお出汁の香り!!

私だけ?ビエラにリンク!(小雪


息子の3時起きは続く、、、

最近の日本ニュースin UK

最近BBCでも大きめに報道された日本のニュースと言えば、熊本市議の女性が赤ちゃんと一緒に議会に出たニュースと、つくばエクスプレスが20秒発車を早めて謝罪した件。

熊本のニュースに関しては、日本は意外なことにグローバルジェンダーギャップ114位です、ということも付け加えられている。

Japanese politician brings baby to assembly sparking debate - BBC News

Japan is ranked 114 out of 144 in the World Economic Forum's 2017 Global Gender Gap report.

低いとは思っていたが144ヶ国中114位はツライ。


Mapped: The best (and worst) countries for gender equality

ランキングはこの記事参照。ギャップが低い上位の国に北欧諸国が入っているのはうなずけるのだが、4位にルワンダが。ここはぜひとも友人の千紗に聞いてみたいところだ。



さすがに仕事場にノンアポで赤ちゃん連れて来ちゃダメでしょ、とか思っていたけど世界各国で赤ちゃん連れの議会出席がいかに普通であるかと言うこともついでに伝えられていると、私の意識含めまだまだ日本はアグネス論争から進んでいないということを自覚。


そしてこの電車ネタは日本のpunctualぶりへの驚きという定番ネタなのだが、合わせて定時発車率というのもやってた。イギリスが意外と7割超えててえ?と思ったのだが、そもそもこの定時の概念が予定時刻の前後15分以内という前提で計算されててもはや全く時間通りじゃない笑。

その他いろいろな小ネタ、英語でのあまりにグローバルな気づきなど書きたい事は山ほどあるのだが、秋頃から息子がSASUKE並の脚力でベビーベッドを抜け出し泣きながらリビングに出てくるという案件が散見され、まさかの2歳過ぎからの添い寝復活。

Cry it out全然慣れてなかった笑。
寝落ちの日々ツラい。おかげで夜めっちゃ早く寝てます。


近所のwhole foods marketにて。

男女を逆にしたらこうも違う、オススメ海外CM

私自身はどちらかと言うと男性に優位であって欲しいというか、草食系・さとり世代という言葉は言い訳に聞こえてしまうタイプ。

こないだも、夫の同僚(日本人)が、
「昇給とか役職に就くとかより、自分らしく働きたい(大意)」的な事を話している時、(あら男で世帯主なのにそんなこと言っちゃうわけね)的な感想を覚えたばかり。彼の発言自体には何の異論もないが、自分の中に内在するマッチョ的な感覚に改めて気付かされた案件であった。


そんな私だが以前も申し上げた通り、顔に似合ってフェミニズムをテーマにしたものが好き。Kindleもその手のものばかりが何故か集まる。

書籍や映画については別途、思想を共にする者たちと分かち合いたいので紹介したいところだが、今回は海外のコメディーやCMをご紹介。

BBC Comedy公式Twitterより。クリックすると英字幕付きで見れる。

日本で有名な例で言うと桶川のストーカー殺人事件、最近だと詩織さんの案件やインドのレイプ被害等で、警察当局自体が「ミニスカートとか男性を誘うような格好をしている方も悪い」的なを発表したり、世の中にいまだ普通に存在する謎見解についての皮肉コメディ。

これを男女逆にするとこういうことなんですよ、というもの。英語の字幕がないとついてけない。。。。

強盗にあったという男性の聴取にて。

「そんな高いスーツを着て富を見せびらかして、しかも酔っぱらって隙を見せていたら当然よね」

「服に何の関係が…?」

「誘っているも同然でしょう?宣伝ね」

「高級スーツと携帯で誘っておいて、いざ被害にあったら襲われた!なんて言い出すのね」
iPhoneの盗難、ひったくりが結構ある

「ナイフを喉元に当てられて、持ち物を出せって言われたんですよ!?」

「で渡しちゃったの?叫ばなかったの?」
「きちんと意志を伝えないから、物を喜んであげるような人だと思われても仕方ないのよ」

最後のオチは調べないと完全にはわからなかった。

「まだ時間かかります?ここ数ヶ月嫌がらせメールに困っているという男性が…」

「ちょっと使ったフォント聞いてみて。もしそれがヘルべチカみたいなコケティッシュなフォントだったら自業自得かも」


コケティッシュはcoquettishという綴り。初めてスペル見た。
扇情的なセクシーさという意味で、NANAにおけるサチコの「わざとだよ?」的あざとさと理解。


ヘルべチカのあざとさは私にはいまいちピンとこなかったけど…笑。
トヨタパナソニックの企業ロゴもHelveticaである様子。


What were you wearing? - Tracey Ullman's Show: Season 2 Episode 6 Preview - BBC One


YouTube版はこちら。字幕なしだが他の動画もなかなか面白い。


3月の国際女性デーでは、女性誌や女性に関する企業が色々な意見広告やCMを出しており、面白いものが色々見れる。



Feliz Día, Hombres


こちらはウルグアイの婦人系薬品会社のCM。
スペイン語だが英語字幕つき。
以下長いので意訳。

我々の闘いは実を結んだ
ついに、男性は女性と同じことができるのだ

泣いていいし、
着飾ってダイエットソーダを飲んでもいい
昼ドラを見ていいし、
ナースになっても秘書になってもいい
サラダもかわいいカクテルもオーダーできる
離婚していたり、子どもを持ちたくない女性と結婚したっていい
娘のオムツを替えたり、
髪をとかすことも可能だ

そして、誰に意見されることなく夢を追える。
7秒ごとに女性の胸について考える必要もない

おめでとう、男性諸君
私たちの闘いは全ての人の為に。


ジェーン・スー氏の「女性が会社辞めてヨガ講師になりますは応援されるけど、同じことを男性がやったらあいつヤバいよねって言われるのが今の日本社会」的な発言がいまだ印象的なのだが、田中俊之氏の男性学でいうところの、男女平等が押し進んだ結果男性の役割が増え(育児とか)プレッシャーが増大しているという面もあるのだろうという感想。ジャスト皮肉のみではなくてね。

英語のクラスにも男性が少ないけど一定数いて、妻にUKで仕事のオファーが来たから家族で渡英し、取り急ぎ専業主夫とか、英語勉強しながら在宅で仕事している人が少なからずいる。

公園でいつも平日会うお父さんとか、「あの人仕事どうしてるんだろう?」とか、女性には思わないことどうしても思っちゃう。


そしてこのような啓発動画を目にしてもなお、「向上心のない男はクソ」と言う私の思いは強固にして不変なのであった。嗚呼ジェンダー


アメリカよりハロウィン盛り上がってない

Appleを語る英語の詐欺メールにまんまと引っかかった話

いや思ってましたよ。詐欺に引っかかる人の情弱ぶりたるや相当なものだと。
渡英前に最後に働いていたのはオレオレ詐欺被害額都内一の地域にある支店だったこともあり、その手の研修もやたら受けさせられ、最新の詐欺事情にも何なら精通していたというのに。

夫に、「こんなアホ見たことない」と呆れられ返す言葉もございません。

事の始まりは夫婦ともにカードがスキミング被害にあったこと。
カード会社から不審な決済ありと連絡があったことにより発覚。

夫はこちらの生活口座のカードがドミニカ共和国で使用され、私は日本から持ってきている東急カードが謎にiTunesストアで頻繁に少額決済されていた。
スキミングはカード会社が被害補填してくれるので新しいカードが発行されて(私のは日本の夫実家に送られたから手元にはないが)普通に完了。

その次の日、このメールが届いた。


要は
Apple IDのアカウント情報の一部が変更されたか誤っている為、アカウントをロックしました。変更事項を入力してね。入力がない場合は24時間以内に自動凍結します」

というもの。

普段iOSのアップデートやデータのバックアップですら夫任せな私は、何を思ったのか

「そっか、カード会社の人もカード情報登録しているものがあったら変更しといてねとか言ってたもんねー」

と、メアドとパスワードを入力し管理画面に入った後カード番号と裏面の番号(!!!アホ)を入力したのです。


夫帰宅後、「Appleから何回も連絡来てたからカード情報、こっちのアメックスに替えといた!」と高らかにアホ報告。


「!!!!そのメール見せて」

「まんま詐欺じゃん!!!」

「なんでこんなの騙されるの???」
「ああーーーもうさっそくなんか引き落とされてるじゃん!!!!!」



早速ルクセンブルクにてなんか買われてる。



「…ごめんなさい……英語だったからなんか騙された…」
「いや英語とか全然関係ないから」

確かに、Junkのメールボックスに入ってきてた。
確かに、URLが変な長いやつでもろ非正規。
青字で下線付きの文字で、クリック出来そうな場所が全部クリックできない。
突然、「全著作権保護」とか中国語の表記あり。

急いでAppleとカード会社に連絡。テンパりながら私がいかにアホであるか英語で説明するのはツラい。


「Hahaha、Calm down, 落ちついて大丈夫だから笑」

笑わないで、、ごめんなさい、、。

明日からレイバンのサングラス業者として友人たちにインビテーションを送りかねない状況であるためパスワードはSNS含め全部変更。
カードはこの2年間で最短の翌日届きました。(考えられないけど、カードも免許証も普通郵便でポスト投函)



皆様におかれましては、秒で削除するようなメールかとは思いますがあえて言わせてください。お気を付けて。

英語を習い始めたら元難民に初めて会った話

イギリスの多民族っぷりは想像以上である旨はこれまでお話ししてきたが、本当に外国人が多い。

昨日車の中でラジオを聴いていたら、イギリスの赤ちゃんの名前ランキング、男の子の実質的な1位は「Muhammad(ムハンマド」であると言っていた。

Muhammad自体は昨年度ランキングにおいて12位なのだが、かなりのバリエーションが存在し綴りが微妙に違うものが多々あり、統計上はそれぞれ別の名前としてカウントされている為総合すると1位なのだとか。

しかし日本人以外で私より英語が話せない人には会った事が無い。
赴任期間中の目標は英語完全化。現地で就職できるレベルに英語を引き上げたい!と息巻いて何もせず、もうすぐこの冬で赴任丸2年経過!!(白目)




という訳で現地のchildren centre経由でESOLクラスに申し込んだのは夏の終わり。
無料、有料色々あるが息子の託児付きがマスト要綱であり、こちらは泣いていたら「泣いてます。」と普通に託児終了となる非情システムな為ようやく2歳を過ぎ後追いが沈静化した今開始の運びとなった。


無料で人気の為waiting list入り。始まる2日前まで行けるのかどうかさえ連絡がこないのもUKスタイル!

バスに乗り少し遠いコミュニティセンターへ。レベルチェックテストを受けた後授業。
初回にして英語の資格を取るにあたり問題点が色々と浮き彫りになった。

自分の意見無さすぎ問題

私は話し始めると、人の話している声に被るでお馴染みであるが、無職及び育児を経て使っていない脳領域があったことを再確認した。
ケンブリッジ英検を受けるにせよ(知らなかったがTOEICは日本発の試験な為こちらでは無名すぎて年に1回都会でしか受けられない)、自由作文というか小論文がある。

・あなたの出身国の問題点とその解決策を書きなさい
・環境問題について最近見たニュース、あなたの取り組んでいることとは
・幼少期住んでいた街について可能な限り詳細に記せ

レベルチェックのアセスメントの自由作文問題は選択制だが、一番下しか選べない。
というかこういった小論文的な簡潔に自分の考えをまとめ記すということをやるのが久々すぎて、もはや語学の域を超え日本語でも出てこない!

街についてなら書けるかと書き始めたが「There is~」連発のThis is a penな幼稚園発表会作文を提出。
まぁまぁ話せているよねー的驕りを捨て襟を正すきっかけとなった。書けないと意味ない。


ゆっくり息吸うと発言できない問題

初回はオールレベルでの簡単なプリントを使ったセッション+トーク

「これ動詞が変な位置だから問題が間違ってます!」
「彼女の解釈は違う、本当は~」
「(遮って)ねえそれより今日は質問があって~」

…これは大人しくしていたら1秒も発言できない。ひな壇芸人並みの貪欲さが超必須。

「さて、まずは基本的な質問。Though Although Butの違いって端的に何かしら?」
答えようと息吸ったら隣のエイミー・ワインハウス似の女性に取られた!気が抜けない!


英語習いたいのレベル高すぎ問題

初回の授業は参加者12名程度だったが、先生の補助で座っていると思っていた3人ぐらいが実は生徒だった。
このレベルでこれ以上何を習うんですか?(白目)と再び襟を正し襟は擦り切れ寸前。


さてコミュニティセンターの利用登録も必要な為色々と記入。記入欄には「refugee Yes/No」の欄がある。


「ねぇ、これって真ん中の/に丸していいのかなぁ?」

隣にいたシャラポワ似の女性に聞かれる。

「私イギリスの入国自体がイリーガルなんだけど」

えぇっ???

「夫がイギリス人だからレジデンスカードはあるんだけどさ」

わ、わからない。。。。

係の人が来た。「EU圏からかしら?とりあえずNoでいいわよ」


彼女は長男長女と来ていて、男の子育児についてしばし歓談。

「良かった友達出来て!来週もう1人連れてこよっと。彼女ビザあったかなぁ?」と颯爽と帰っていった。
とりあえずお友達認定いただきました。


やはり始めてみないと分からないシステムや文化多数。
2回目を楽しみにしていたが息子の胃腸炎が飛び火し地獄を見たので欠席してしまった。
今週楽しみだわ。レベルどこになったかなぁ。



湖水地方の野性味溢れる羊たち

女性が輝く社会には男性が休む社会必須

バンクホリデーで国内旅行に出かけたら、たまたま海辺の街、Penzanceにて夫のイギリス人同僚も近くにいることも分かり落ち合った。

彼はマンチェスター在住。けれど同僚。ワークフロムホームをしている。

「諸外国に比べ日本は働きすぎ」というのは周知の事実として知ってはいたが、単に残業が多いとかではなく、そもそも出勤自体をしていない人が普通の会社に一定数普通にいるというケースが想像以上に多い。

夫の会社には他にも湖水地方(めちゃめちゃ遠い)に住んでいる同僚などもおり、基本は自宅で働き、会議は電話会議で出席し、イベントなど数ヶ月に一度程度は出社をするというスタイル。



そして何より驚いたというか、どうやって会社廻してんの?と思うのが、皆のスケジュールがまとまって管理されてないということ。

日本で当たり前にあるお休み表とか、誰がいつ休みか出張とかまとまっている表やデータベースがない。

日本から来た管理職がいたくこれに驚き、即導入を試みたものの誰もその管理の存在意義を見出せず、結局現行維持で無いまま今に至るらしい。

これはさすがに夫の会社のローカルルールでは?と思い周りのワーママたちに聞いてみたが皆そうらしい。

「仕事とは、常に誰かが何人かいなくてもまわるようにやるもの」とのこと。まぁそうだけども。


市役所に電話したりした時、「その係の人は今いません」とか言われて、知ってろよ!とその度激昂していたが普通に誰も把握していなかったとは笑。

私はついぞワーキングマザーを経験することなく渡英してしまったので、子持ちで働いたことはないが、ワーママたちとは9年間仕事をしてきた。

上記2つ、これは働く母たちの心身的負担を軽減する解なのではないかと思う。


女性が活躍するには、男性も含め皆でそれぞれの事情で休んだり、家で働いたりして、かつ他人のスケジュールに必要以上に気を配らない必要がある。


「産休、育休、時短」について独身時代に思っていたことは国際問題に似ていて、
「実際その国の友人がいてその人は嫌いじゃないけど、その国について聞かれたら好きとは言えない」
みたいな感覚だった。

同じ部署の人が妊娠したら全力でカバーするけど、同期に「うちこれから産休2人」と聞くと、
「えぇーーー。。。マジ?」「ヘッドカウント減らないからまた補充ないよね」
って言ってた。

要は「私はこんなに大変なのに」感というか、環境要因による既得権益(に見える)ズルい感。


時短や急な早退を働く母にフォーカスするから謎の事態を誘発するのであって、父も気兼ねなく子の発熱で帰るべきだし、子がいなくても、大義名分がなくても別に帰っていいし、何なら家でやって出社しなくていい。

「女性活躍!」とか今更祭り上げられる感のあるスローガンを掲げるなら「男性も休もう!」をまず希望します。

そのかわり水漏れは最終解決まで半年かかるし、ガスの点検は「朝8時から午後2時までの間」というワイドすぎる時間指定の末3時に来るし、日本人的には弊害も多数笑。


まぁ、いざワークフロムホームが実現したとして、上司の出張中等、気が緩むと途端に作業効率が落ちていた私には出来ない予感しかないが。。。長期赴任後に仕事復帰したモデルケースが周りにいないが果たして。


プラレール踏んで死にそうになるあるある体感中