mdkロンドン生活

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紗栄子先輩の偉業について現地イギリスより解説致します

紗栄子がくるーーーー(ザキヤマの音階)


ネットニュースを見る限りだと、「金でのし上がり乙」的なコメントが多いので、ここで紗栄子先輩が、いかにお金や人脈があろうとも豪胆に渡英を決めたのがすごいのかお話させていただきたい。(誰)


まず何といっても報道が事実だとしたらという仮説の範囲を出ないが、息子たちがイートンを目指すような私立小学校に合格したのがすごい。
インターナショナルスクールに通っていようとも、日本に暮らす日本人がそのような受験校に合格するのはなかなかの難関。


まずは単に就学システムの違いによる学力的な問題。

こちらでは4歳から既に小学校に通い始めるのが普通。レセプションと言って4歳の9月にはプレが始まり、5歳で小学1年生となる。

それもあって算数などの進みは低学年ほど差が如実で、1年生でもう小数点の概念とかやる。
基礎をグルグルと繰り返すので小3ぐらいで日本の方が追い越すらしいが、それでも九九やひっ算のやり方が日本式とは違うので戸惑う。

そして私立ともなれば既に小学校でフランス語やスペイン語などの第二外国語の授業があり(公立でもある)、中学からはラテン語など第三の言語も始まる。ここもなかなか大変。

英語だけ出来ても難しいのである。受験項目にも入る。


そのような事情なので、英語ができなかったり、受験しない感じだったりと学校の合格者数に貢献できなさげな生徒は、そもそも入学を許可されないのでまず普通に小学校合格すごい。


そして次にそのような私立小学校に入ったとして、イートンをさらに11歳とか12歳で目指そうとするとなった場合。

面接だけで校長と1時間。学校見学もそもそも最初の試験を通過しないと出来ない。
イートンはウィンザーにあり、我が家から車で1時間もかからない位置にあるのだが、受験の負荷が親子ともにかなりある。
家柄や階級もかなり見られるだろうし。


そして最後はビザ。
移民に厳しめな昨今、移住もおいそれと簡単には出来ない。超書類提出が必要。
我々は駐在なので英訳や書類整備を含めたほとんどは代行業者がやってくれた部分が大きいが、個人だと手配書類もかなり多いはず。
そもそも何ビザなんだろう?TIER3かな?



このような感じの種々様々を、たいして英語も出来ないであろう紗栄子先輩がやってみようと思い、そして実現できてしまうことの凄さですよ。英国に明るい青年実業家A氏がバックにいるのかもしれないが、その人がいたって本人のやるタスクや子の努力は絶対に必要。
普通によくやるよねすごいバイタリティーだと思うよ。


紗栄子先輩、イギリスでお待ちしてます!!
自分、シャビーシックに少し食傷気味なんで、イギリスのイケてるもの教えてください!!



ストライダーは牛歩