mdkロンドン生活

ロンドン生活、赤子との暮らし、日々のよしなしごとなど。

英語を習い始めたら元難民に初めて会った話

イギリスの多民族っぷりは想像以上である旨はこれまでお話ししてきたが、本当に外国人が多い。

昨日車の中でラジオを聴いていたら、イギリスの赤ちゃんの名前ランキング、男の子の実質的な1位は「Muhammad(ムハンマド」であると言っていた。

Muhammad自体は昨年度ランキングにおいて12位なのだが、かなりのバリエーションが存在し綴りが微妙に違うものが多々あり、統計上はそれぞれ別の名前としてカウントされている為総合すると1位なのだとか。

しかし日本人以外で私より英語が話せない人には会った事が無い。
赴任期間中の目標は英語完全化。現地で就職できるレベルに英語を引き上げたい!と息巻いて何もせず、もうすぐこの冬で赴任丸2年経過!!(白目)




という訳で現地のchildren centre経由でESOLクラスに申し込んだのは夏の終わり。
無料、有料色々あるが息子の託児付きがマスト要綱であり、こちらは泣いていたら「泣いてます。」と普通に託児終了となる非情システムな為ようやく2歳を過ぎ後追いが沈静化した今開始の運びとなった。


無料で人気の為waiting list入り。始まる2日前まで行けるのかどうかさえ連絡がこないのもUKスタイル!

バスに乗り少し遠いコミュニティセンターへ。レベルチェックテストを受けた後授業。
初回にして英語の資格を取るにあたり問題点が色々と浮き彫りになった。

自分の意見無さすぎ問題

私は話し始めると、人の話している声に被るでお馴染みであるが、無職及び育児を経て使っていない脳領域があったことを再確認した。
ケンブリッジ英検を受けるにせよ(知らなかったがTOEICは日本発の試験な為こちらでは無名すぎて年に1回都会でしか受けられない)、自由作文というか小論文がある。

・あなたの出身国の問題点とその解決策を書きなさい
・環境問題について最近見たニュース、あなたの取り組んでいることとは
・幼少期住んでいた街について可能な限り詳細に記せ

レベルチェックのアセスメントの自由作文問題は選択制だが、一番下しか選べない。
というかこういった小論文的な簡潔に自分の考えをまとめ記すということをやるのが久々すぎて、もはや語学の域を超え日本語でも出てこない!

街についてなら書けるかと書き始めたが「There is~」連発のThis is a penな幼稚園発表会作文を提出。
まぁまぁ話せているよねー的驕りを捨て襟を正すきっかけとなった。書けないと意味ない。


ゆっくり息吸うと発言できない問題

初回はオールレベルでの簡単なプリントを使ったセッション+トーク

「これ動詞が変な位置だから問題が間違ってます!」
「彼女の解釈は違う、本当は~」
「(遮って)ねえそれより今日は質問があって~」

…これは大人しくしていたら1秒も発言できない。ひな壇芸人並みの貪欲さが超必須。

「さて、まずは基本的な質問。Though Although Butの違いって端的に何かしら?」
答えようと息吸ったら隣のエイミー・ワインハウス似の女性に取られた!気が抜けない!


英語習いたいのレベル高すぎ問題

初回の授業は参加者12名程度だったが、先生の補助で座っていると思っていた3人ぐらいが実は生徒だった。
このレベルでこれ以上何を習うんですか?(白目)と再び襟を正し襟は擦り切れ寸前。


さてコミュニティセンターの利用登録も必要な為色々と記入。記入欄には「refugee Yes/No」の欄がある。


「ねぇ、これって真ん中の/に丸していいのかなぁ?」

隣にいたシャラポワ似の女性に聞かれる。

「私イギリスの入国自体がイリーガルなんだけど」

えぇっ???

「夫がイギリス人だからレジデンスカードはあるんだけどさ」

わ、わからない。。。。

係の人が来た。「EU圏からかしら?とりあえずNoでいいわよ」


彼女は長男長女と来ていて、男の子育児についてしばし歓談。

「良かった友達出来て!来週もう1人連れてこよっと。彼女ビザあったかなぁ?」と颯爽と帰っていった。
とりあえずお友達認定いただきました。


やはり始めてみないと分からないシステムや文化多数。
2回目を楽しみにしていたが息子の胃腸炎が飛び火し地獄を見たので欠席してしまった。
今週楽しみだわ。レベルどこになったかなぁ。



湖水地方の野性味溢れる羊たち