mdkロンドン生活

ロンドン生活、赤子との暮らし、日々のよしなしごとなど。

ペリーコの靴の怪

イギリスのイケてるものはロンドン市内を巡るよりも、伊勢丹に行った方が効率的であることは私のなかでもはや自明の理となりつつあるが、夫に時たま揶揄される「駐妻的センス;日本人の間で良いとされているものが良く見えてかつ欲しくなる」からは抜け出すことが出来ない証だろうと思う。

f:id:madomix:20181111103200j:image

掲題の件は既にご存知の方も多かろうと思うが私が最近知った事実。Pellicoの靴が欲しく、イタリアンブランドだから多少安いかな?と思い検索しても出てこない。英語のオフィシャルサイトを発見したが何故か日本にのみ路面店あり。

そう、このブランドは日本がメインのお客様の、ショップを持たない受注生産を行う会社。インポートなのに甲高幅広で日本人の足に合う!とか言われており私もまんまと踊ってたけど木型は日本人用だろうから当たり前に日本人の足にフィット。名古屋で買えてミラノでは買えないのである。

イタリア語で検索するほどの執念を見せた私であるが、ローマにはありそうだった。ただペリーコがどこかのローカルとかのアパレルブランドに受注されたものが多少流通している感じなので日本でおなじみのあのペリーコの感じではない。

私はこれら事象を、発祥は確かに海外であるがもはやほぼ日本人の為のみに存在するもの、ことの総称として「アフラック現象」と名付けたい。

アフラックに関しては、結果日本がメインになったから名前に冠するのも多少あれだが、(小さな会社だった当時、時の社長が来日時、街中の人がマスクをする姿を見て日本進出を決めた、という逸話を商品導入研修で聞いたのは記憶に新しいがたぶん8年くらい前)アパレルにおけるそれは日本から確信犯的に仕掛けているものがほとんど。マンチェスター産のストールをこの間頼まれたがアフラック現象発生によりこちらでは売ってなかった。

海外産だと日本人が買うから。アフラック現象がアフラック現象足りえているのはその理由1点のみに他ならない。私たちはそんなにアホなのか?虚しくなる瞬間である。

 

さて私のペリーコ熱はどうなったか。

ええ、日本に帰国したら3足くらい買いますとも。どう考えてもかわいい‼‼


f:id:madomix:20181111103747j:image

今年こそ生ツリー買う