さて去る3月8日は国際女性デーであった。
アパレル、化粧品、スーパーに至るまで登録している大体のところから、"Happy International Women's Day!!"的なEメールが届く。
私が毎週行っている英語クラスでも、コミュニティセンター全体のイベントとしてパーティーがありお祝い。出身国の今日にふさわしい詩を読み合い、会がスタートするのだが、まず息子をクラス中預けている託児所の先生が読みながら号泣しなかなかに熱いスタート。
Today we had a lovely celebration of International Women’s Day. ‘Our Community” a celebration of spoken word and food from around the world was lovely. To everyone who spoke, cooked a dish to share and came and got involved- Thanks. It has been a great week- here’s to the next! pic.twitter.com/mnVQ1H3XdT
— Castelnau Centre (@CastelnauCentre) 2018年3月8日
英語クラスでは国際女性デーとジェンダーについて議論。知らなかったが国によっては休日というところも多数。
顔見知りになり、発言ももはや躊躇なく出来る活発なクラスなのだがこの日は特に激熱であった。
基本母である女性がほとんどなのだが、1人スペイン人のおっさんがいて、
「母の日とどう違うの?
日にちも近いのに(こちらでは3月)」
的失言を冗談混じりに放ち案の定集中砲火。
「もし夫だったら2秒で殺してるところよ」
さて母が多いのでこどものジェンダー教育にも当然話が及ぶ。
日本のおもちゃが海外でそのまま輸出出来ない!?海外で広がる新しい動きとは
こんな記事を別サイトに納品しておいてなんだが、息子が今時な草食系に育っており、趣味がオトメンでやや焦ることも。執筆当時はまだ息子がゼリーみたいな赤子だったこともありどこか他人事であったが。
時にピンク+ユニコーンのパジャマを欲しがったり、キティちゃんが好きだったりする事への懸念がどうしても多少あり、さりげなく寒色や乗り物などを勧めてしまうが皆はどうかと問いた。
子をなす前は100パー気にしないと思っていたがいざ直面すると自分が昭和な感性の持ち主であることに愕然。
男の子の母は皆ほとんど同じ場面に出くわしたことがあるか、継続してガーリーなことがある様子。
「今はいいけど小学校上がったらどうするか、、、」
「女子がスパイダーマン選んだらカッコいいね!で終わるけど何故逆は軽く大ごとになるのか」
「この子の祖父母が、男の子なんだから泣かないのって言ってくるのやめて欲しい」
「気にせず好きなのを!とは言うけど気になるよね」
「うちの息子は10歳だけど、いまだに男の子らしい遊びよりビーズとかタトゥーシールとかの方が好き」
「プリンセスドレス着たい、プリンセスになりたい!はどうする?」
「家ならいいかな」
「まずはfactを教える。王位継承権ないって」
「リベラル教え込んでも現実とのギャップが、、」
「そう、多様性!ってなってもいざ母国帰った時そうじゃないから」
色々意見があり脳が活性化した。
私のフェミニズムは相変わらずダブルスタンダードであった。
クラスの後のパーティーで日本好きな人に話しかけられた。
「欧米ではやっとワンダーウーマンが登場したけど、日本では20年以上前から全員女の子の戦士のセーラームーンがいるし、今もプリキュアが人気なんでしょ? Fantastic!!」
「そうなのかなあ?結構タキシード仮面に助けてもらったりしてるけども、、」